樸堂コトノハ

− 等身大の佛教 −

一艘の小舟

荒海(あらうみ)に浮かぶ一艘の小舟のように

私の心と体が

上へ下へと揺れているのです

そう…

いくら漕いでも

前へ進んでないみたい

それでも私は

オールは放さず手に持っているのです

そして私は

あの島に辿り着くまで漕ぎ続けようと

思っているのです

一艘の小舟